偏頭痛は治療で改善可能|健康の取扱説明書

女性

イヤな痛みをブロック

どんな時に起こるのか

看護師

ズキンズキンと脈打つような痛みが続き、仕事や勉強も手につかなくなる偏頭痛、私たちを悩ませるいやな症状の1つです。治療しても中々すっきり治らず、苦しまれている方も多いことでしょう。同じ偏頭痛にも様々な症状があるのですが、その大きな特徴の1つに「前兆が分かる」というものがあります。全ての偏頭痛に共通しているわけではありませんが、多くの方が目がチカチカしたり、ギラギラと眩しい光を感じたりといった症状が起こり、その20〜30分後に偏頭痛が起きているのです。これを閃輝暗点と呼ぶのですが、実はここが治療薬を飲む最大のタイミングなのです。偏頭痛は頭痛がすっかり起こってしまってからでは、治療薬を飲んでもあまり効き目が良くないことが知られています。しかし、この閃輝暗点時に飲んでおけば、痛みをかなり軽減させることが可能なのです。また、治療に限らず普段の日常生活を工夫することも、片頭痛を防ぐうえでは大切なポイントになります。偏頭痛は脳の血管が拡張することで起こると言われています。ですから、血管拡張作用のある食べ物を避け、収縮作用がある食べ物を摂るようにすれば、多少なりとも効果があると考えられます。チョコレートやアルコール類を避けるなど、食事の摂り方を工夫してみましょう。もちろん、全く摂ってはいけない、ということではありません。しかし、どの程度なら頭痛は起こらないか、など日頃からチェックしてみることは必要でしょう。様々な工夫であのイヤな偏頭痛の痛みをブロックしましょう。

痛む前に防ぐ

治療薬もどんどん開発され、進化している偏頭痛治療ですが、今注目を浴びているのは治療ではなく予防です。痛む前に防ぐ予防薬が、ますます進化してきているのです。これは痛んでから飲む、あるいは前兆を感じた時に飲む治療薬ではなく、日頃から一定量を毎日服用し、偏頭痛になることを防ごうというものです。今出ているものとしてはカルシウム拮抗薬やβ遮断薬などがあり、こうした薬を一定量飲むことで、偏頭痛が起きることそのものをブロックしていきます。一生飲み続ける必要があるわけではなく、偏頭痛が軽くなったら医師との相談により、少しずつ止めていけば良いのです。偏頭痛を始めとする頭痛のメカニズムについては、まだ分からない部分も多いのですが、段々解明されてきています。これからはますます偏頭痛が起こるメカニズムがはっきりし、頭痛が起こらないようにする予防薬や予防法の開発が進むのではないでしょうか。起きてから治療するのではなく、起こらないようにする、これこそ究極の治療と言えるのではないでしょうか。頭痛ぐらいで、とか、何とか我慢できるから、などと考えず、まずは専門のクリニックで相談してみましょう。偏頭痛に悩む生活を送らなければならない理由は、どこにもないのです。

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